顎機能診断施設 ⾃⽴⽀援医療指定機関
関本矯正歯科

矯正治療について


⻑期にわたる矯正治療においては、矯正治療中のご本⼈・ご家族と矯正⻭科医師の信頼関係、また同じ⽬標設定がとても重要と考えています。
初対⾯となる「矯正相談(カウンセリング)」では、ご本⼈の⻭並び・顔貌・くせ等のお悩みを詳しくお伺いした上で、⼝腔内を拝⾒し治療の必要性や開始時期・治療期間・費⽤等の説明を⾏います。満⾜して「矯正治療が終わった︕」と⾔っていただけるために当院では⽇本矯正⻭科学会の認定医のみが矯正治療を⾏います。

当院では患者さんと医師とのコミュニケーションを重視しております。流れ作業になり任せっきりにはなりませんので、診療中でも感じていることや、不安をお話しできる機会が多くあります。
疑問や不安もカウンセリング時に遠慮なくお話ください。多くの時間をご⼀緒させていただくことで、当院を選んでくださった⽅々にご満⾜いただけるよう努めさせていただきます。

まず最初に⾏うのは「矯正相談(カウンセリング)」です。よくお話しをお伺いするために1時間ほどお時間をとらせて頂いております。
「矯正相談(カウンセリング)」に来られても矯正治療を開始するかの決定を当⽇に⾏っていただく必要はございません。
当院の場合は 矯正相談→資料採得→診断→矯正治療開始 の「診断」後に治療を⾏うか患者さんとご家族の⽅に判断していただくシステムとなっております。
矯正治療矯正⻭科って
どうやって探すの?

矯正治療を始めよう︕と思っても、コンビニエンスストアの数より多いとまで⾔われた「⻭科医院」の中からご⾃⾝で専⾨性の⾼い「矯正⻭科」を探して選ぶのは難しいと思います。
⽇本では医科・⻭科共に各専⾨分野を統括する学会が存在します。矯正⻭科学会と名のつく学会には様々なものが存在しますが、矯正⻭科では「⽇本矯正⻭科学会」が矯正⻭科を統括する学会で「専⾨医」や「認定医」に審査基準を設けています。
⻭並びでお悩みの際は⽇本矯正⻭科学会の認定医や、専⾨医が治療を⾏う医院に相談される事をお勧め致します。
⻭並びは待っていても勝⼿に治ってくれることはありません。
不安ならセカンドオピニオンを求めて何⼈かの意⾒を聞いてみるのも良いと思います。
矯正治療までの流れ

当院の⽅針にご賛同いただけた場合、「検査」を⾏うことになりますが、当院では「検査」も最適な時期に⾏うことを推奨しておりますので、ご要望のない場合は当⽇の検査は⾏いません。
矯正治療の流れ
矯正治療では乳⻭の残っている時期に開始する「こどもの矯正治療」と永久⻭萌出後から開始する 「成⼈矯正治療」の2つがあります。

「こどもの矯正治療」を⾏う際に治療段階別に便宜上「1期治療」と「2期治療」と呼びます。この2つの治療⾏程を併せて「こどもの矯正治療」の事とお考えください。
「1期治療」では「2期治療」で⻭を並べていくために必要な⼟台を整える作業をお考え下さい。
「1期治療」で顎の⼟台部分の幅を整えたり、不要な癖を改善していくことで治療を⾏います。


そういったストレスを軽減する⽬的もあり、当院では「1期治療」の装置は可撤式(取り外せる)装置を第⼀選択としております。
取り外しが可能な為、通常の⻭ブラシで問題ありません。(⻭並びの状態によっては固定式の装置を使⽤する場合もあります)
永久⻭が全て萌出して⼟台の調整も完了すると、1期治療は終了となります。


マウスピース型(カスタムメイド)矯正装置(薬機法対象外)は取り外し可能で、周りから気付かれにくい装置として最近ではかなり普及しています。傍⽬からは装置をつけている事が判りにくい為、芸能⼈にも治療しながら活動している⽅がいらっしゃいます。ただ、治療に際して装置を20〜22時間装着する必要があり、装置装着中は糖分の⼊った飲料摂取ができません。
またご希望されても咬合状態によっては通常のブラケット治療(写真右)との併⽤になる場合もありますので、まずはカウンセリングでご相談ください。

・薬事承認されている材料を使⽤していること
・既製品の場合は、その装置が薬事承認されていること
※⽇本の国家試験に合格した⻭科医師もしくは⻭科技⼯⼠が製作した矯正装置の場合は、 医療機器ではなく「⻭科技⼯物」に該 当します。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、世界 100か国以上の国で提供され、800万⼈を超える患者様が治療を受けられている 治療⽅法で、重篤な副作⽤の報告はありません。
⽇本においては、薬機法未承認の矯正⻭科装置であり、医薬品副作⽤被害救済制度の対象外となる場合があります。 (2020年 1⽉現在)
矯正治療の費⽤について
矯正治療費用・料金表
⼩学⽣から治療を開始すると通院期間は必ず⻑くなります。その際に、患者さん⽅が不安に感じることのないように当院ではトータルフィー制となっております。実際には検査・診断後に確定致しますが、左の表をご参考にしていただければ幸いです。
矯正歯科治療は一部の条件を除き、公的健康保険適用外の自費(自由)診療です。
矯正相談料 | 2,200円 |
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検 査 料 | 33,000円 治療中のレントゲン全て含む |
診 断 料 | 22,000円 インビザラインのみ33,000円 |
調 整 料 | 5,500円 改善治療中の来院時に必要です |
観 察 料 | 3,300円 保定観察中の来院時に必要です |
※金額は税込表示です。

(永久⻭交換が終了するまで)
(永久⻭交換が終了するまで)

※ 治療の難易度、不正咬合の度合いにより変わります。
注:矯正治療費は医療費控除の対象となります国税局のHPをご参照ください。
その他、詳細はお問い合わせください。
矯正治療・歯科治療とアレルギー症状
歯科装置に関するアレルギー
「アレルギー」とは、ある特定の物質に対して体が過剰な免疫反応を起こすことです。矯正治療中にアレルギー症状が出ることは非常に珍しいことなのですが、最近はアレルギー体質の方の増加もあり、以前よりは話を聞く機会が増えました。症状は多岐に渡りますが、口内炎・舌炎・口唇炎・口角炎・頭痛・めまい・肩こり・脱毛・偽アトピー性皮膚炎・掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)・汗疱状湿疹(かんぽうじょうしっしん)等の報告があります。
矯正治療では様々な素材の装置を使用するのですが、一般的に矯正歯科でアナウンスしているアレルギーは「金属が食べ物や唾液で微量ずつ溶け出て体内に入り、体がそれを異物と判断してアレルギー症状が起こる」ことを説明している事が多く、こちらは「金属アレルギー」の説明となります。矯正装置だけでなく、歯の詰め物、インプラントなどに使われている金属が原因となるアレルギーの総称となります。矯正治療では金属以外にも「ラテックス(手袋)」「レジン床」「マウスピース型装置」を使用します。アレルギーは金属だけとは限りません。せっかくアレルギー検査をしても金属だけでは原因が判明しない場合もあります。矯正治療を受ける上で、アレルギーは大きな問題となります。しかし、技術の進歩によって、アレルギーがあってもそれに対応したワイヤーやブラケット、またはマウスピースなどの代替装置もあります。
当院では皮膚科や大学病院と連携し、ご希望があれば専門的なアレルギーテストを行っていただいております。ただ、必要以上の検査は患者さんの負担になるため(特にお子さんの場合)、ご相談しながらの検査・治療を行います。矯正をお考えでアレルギーにお悩みの方も、装置の選択次第で矯正治療を行えます。アレルギー物質によってはお役に立てない事もあるとは存じますが、皆さまに等しく矯正治療を受ける機会があれば幸いと考えております。